『馬語手帖』が1万部を超えました
おかげさまで『馬語手帖』の販売数が1万部を超えました(刷部数はもう少し多いです)。2012年の出版から9年かけてゆっくりじわじわ、今も変わらず注文をくださる方がいて、本当にありがたいことだと思っております。本に目を留め、手に取り、伝えてくださった皆さまに感謝いたします。 ちなみに『馬語手帖』にはカバーを取った時にわかる小さなおまけが隠れています。本をお持ちの方は、どうぞご覧になってみてください。
馬の話を聞く
琉球新報社提供 「落ち穂」06 2019.4.5掲載 馬の耳はよく動く。動き方や角度には、それぞれ意味がある。たとえば、ゆるく開いていたらくつろいでいる。ピンと立っていたらなにかを警戒中。絞るように後ろへ寝かせていたら怒っている。 耳を見れば馬の気持ちがわかる。そう気づいた時には、頭の中で電灯がぴかぴか光ったように感じた。すごい手がかりを得た気分になった。 犬がしっぽをぶんぶん振ったら喜んでいる。 […]